知識を得てレベルアップ!

~現場の期待に応えたい人へ~

転職で活用できる専門知識

 看護師が転職する上で、採用の可否に大きな影響を及ぼすのがキャリアです。転職先と同じ診療科での勤務経験が十分にあったり、関連する資格を取得していたりすると採用される可能性は飛躍的に上昇するでしょう。しかし、診療科を変えて転職をしたい場合や、業界をまたいでしまいたいような場合には、実務経験しかキャリアとして役に立たない場合も少なくありません。

 そのような状況で、少しでも転職を有利にするために役立つのが専門知識です。診療科や業界が異なると、現場で即戦力として働くために、必要となる最低限の専門知識にも大きな違いがあります。それが身についているかどうかは、採用する側にとっては即戦力かどうかの判断基準として大きなものです。実務経験から判断することが難しい場合は、人材として有能な可能性が高い人を面接に呼び、十分な知識を持っているかどうかを吟味されることも珍しくありません。その対策として、転職先で必要とされる専門知識を予めつけておくのが賢明な対策となります。

 転職活動を行いながら、知識もつけるのは容易なことではないかもしれません。しかし、もともと興味のある診療科であれば、セミナーや講習会へ診療科をまたいで参加して知識をつけることもできるでしょう。基礎から応用まで広い知識を得るには、セミナーや講習会の利用は良い方法となります。自分で教科書を開いて勉強するだけでも十分なことが多いですが、余力があれば並行して行っておくと転職に有利になるでしょう。